エレガンス
受付の際、「うれせん見ました」とお伝え下さい
体験談を官能小説風にしてみた 10/11 12:29 UP
仕事が終わり、オフィスの片隅で書類を片付けていると、ふと彼女の視線に気づいた。いつもはビジネスライクな彼女が、今日はどこか違う雰囲気を漂わせていた。緩く微笑みながら、彼女は静かに近づいてくる。
「お疲れ様、ちょっと飲みに行かない?」
普段なら、軽い誘いとして受け取るところだが、今日はその声に何か特別なニュアンスを感じた。戸惑いながらも、断る理由も見当たらず、彼女とバーへ向かった。
飲みながら、いつも以上に会話が弾む。彼女の笑顔や視線が妙に艶っぽく感じられるのは、酒のせいだけではなかった。ふとした瞬間に、彼女の手が僕の手に触れ、熱が走る。自然と目が合い、心の奥で警告音が鳴り響くのを無視しようとする自分がいた。
「この後、どうする?」
彼女の囁き声は、いつものようなビジネストーンとはかけ離れ、甘く響く。僕は一瞬、理性を失いかけた。誘惑は強烈だったし、彼女もまたその瞬間を楽しんでいるのがわかった。
ホテルの部屋に入ると、静寂が二人を包む。彼女がそっと近づいてくると、肌に触れる彼女の手が思いのほか冷たく、瞬間的に現実感が戻ってきた。
唇が重なる寸前で、ふと頭をよぎった。「これを本当にしていいのか?」と。確かに彼女は魅力的だし、今ここで理性を捨てることは簡単だった。でも、その後のことを考えると、たまらなく重たいものが胸にのしかかる。職場での彼女との関係、他の同僚の目、そしてこの出来事を誰にも話せないもどかしさ。
僕はそっと彼女の手をほどき、顔を見上げた。
「ごめん、やっぱりこれ以上は無理だ。きっと、この後が気まずくなると思うんだ。」
彼女は一瞬驚いた表情を見せたが、すぐに微笑み返し、理解したようにうなずいた。
「そうね、確かに…」
そのまま何もなかったかのように立ち上がり、僕は彼女を送り出した。残るのは、やるせない気持ちと、理性を守ったという少しの安堵感だった。
体験談サンキューです
その後の展開はなかったもののお誘いがあるというなんとも羨ましいお話でした。
カレンダー通りのところは、明日から三連休なのかな?
午後頑張れば休みですぞ〜。
ファイト~。